発酵コスメとライスパワーエキスの違い

スキンケア化粧品の中には「発酵コスメ」と呼ばれるカテゴリーがあり、常に注目を集めています。大豆、乳製品、米、果物、紅花などを主原料に、発酵によって肌によい成分を増やし、化粧品化したものが幅広く世に出回っています。
これらのコスメは、昔の女性が米ぬかで洗顔していた、日本酒を化粧水のように肌に付けていたなど、「伝統技術でつくった発酵製品は肌にもよい」という事実に基づき、その製法の延長で作られているものがほとんどです。

発酵の概念を変える日本型バイオ

ライスパワーエキスも、米を発酵させて製造しますが、一般的な発酵コスメとは全く別の作り方をします。勇心酒造の社長である徳山孝が発明した、伝統技術を超えた独創的な発酵技術「日本型バイオ」から生み出されます。

徳山は子どもの頃から、家業である酒造りを身近に感じることで日本の伝統的な発酵技術に親しみ、さらに東京大学で学問として発酵を学びます。
2つの視点を交えつつ発酵をとらえ直した徳山は、多くの微生物が複雑に働きあい、思いがけない物質を生み出す自然の力に改めて感動し、発酵に無限の可能性を感じました。
また、酒の原料であり、昔から日本人の主食として選ばれてきたお米にも、まだまだ秘められた可能性があると考えました。そして「米に発酵の力をかけ合わせれば、酒以外の新しい物質がいくらでも作れるはずだ」という強い思いを抱いたのです。

その思いを出発点に長年に渡る研究から誕生した、伝統的な日本の技術に科学の視点を取り入れた発酵を「日本型バイオ」と名付けました。「日本型バイオ」は、西洋型バイオのように遺伝子組み換えで自然界にないものを人間に都合よく作り出すのではなく、複数の微生物の働きをそのまま組み合わることが特徴です。

独自の成分ライスパワーエキス

ライスパワーエキスは「日本型バイオ」を用いて生み出されました。
現在までに36種のライスパワーエキスを開発していますが、そのすべてに「生体機能を健やかにする」事と「身体に優しい」という、2つの大きな特徴があります。
「生体機能」を健やかにする働きとは、人間が本来持たない成分を補うのではなく、身体が持つ力を自ら高め健やかになる機能を助ける働きです。
また、人間が2000年も食べて来た米が原料ですから「身体に優しい」ことはその歴史が保証してくれています。

このようにライスパワーエキスは、製造法も成分の特徴も、伝統産業としての発酵技術で作る一般的な発酵コスメとは一線を画します。 他に代わるもののないオンリーワンの成分なのです。