勇心酒造事典
勇心酒造は、醸造技術を通して
お米の秘めたる可能性に気づいてから、
独自の理念、考え方に基づいたもの作りを
行ってきました。
勇心酒造を語る上で避けては通れないキーワードを
ご紹介させていただきます。
創造と科学の合一
(そうぞうとかがくのごういつ)
人々が生きるために日々切り拓いてきた生活の知恵であり、その集積であると思われます。
創造とは生活の中、実践の中に相反することを合一しながら真実一つを目指していくことであるともいえます。このようにとらえれば広義の創造とは東洋的なものの考え方(東洋哲学、実践哲学)を指しているともいえます。
科学とは狭義にとれば西洋科学を指し、広義にとらえれば科学的論理思考が基礎をなしている西洋的なものの考え方、西洋哲学全体を指すといってもよいのではないでしょうか。
創造と科学の合一とは、西洋のものの見方、科学技術と東洋的なものの見方、両方のいいところをとって身近な問題に対処していこうということです。
日本型バイオ
(にほんがたばいお)
「西洋型バイオ」は目的を達成するのに遺伝子を組み換えていきます。単純明快なのですが、自然界にないものを生み出すために必ず副作用の問題がついてまわります。
これに対し、私達の創出した「日本型バイオ」というのは、目的を達成するのに多くの微生物の力を借りて達成していきます。このことは「私たちは微生物をはじめとする諸々の背景に生かされている」という考え方を具現化したものであると言えます。
生体機能健全化
(せいたいきのうけんぜんか)
西洋薬は対処療法であり効果がシャープですが副作用の問題がついてまわります。
それに対しライスパワーエキスは生体が本来持っている機能そのものをより健全な、より若々しい状態へ導いていきます。だから生態機能健全化剤と名付けました。
皮膚水分保持能改善
(ひふすいぶんほじのう)
皮膚水分保持能とは、角質層内に水分を保つ能力です。これが健全ですとみずみずしい肌となり、外部からの抗原や刺激物質の皮内進入を防ぎます。
ライスパワー
(らいすぱわー)
私達は「生きていく」という考え方の人間中心主義の考え方の時代から「生かされている」という考え方の時代へということを目指して、日本型バイオという考え方、技術を創出しました。この技術を用いてお米から開発された素材をライスパワーエキスと命名しました。ライスパワーエキスは生体機能健全化効果と身体への優しさを兼ね備えています。だからライスパワーはこの「生かされている」という考え方を象徴した言葉として使われております。
ライスパワーエキス
(らいすぱわーえきす)
「日本型バイオ」によってお米から生み出された素材のこと。お米と日本型バイオの組み合わせ方によって、水分保持能を改善するもの、温浴効果があるものなど、機能が異なります。天然の素材であるお米と、独自の発酵技術の組み合わせによって生み出されるため、効果がシャープで身体に優しい成分です。
ライスパワープロジェクト
(らいすぱわーぷろじぇくと)
ライスパワーエキスをはじめとする、お米を活用した商品作りだけに留まらず、“生かされている”という哲学のもと、人類の意識改革、環境問題、日本文化の発信など、多くの目的を持ったプロジェクトです。
米の総合利用研究
(こめのそうごうりようけんきゅう)
勇心酒造が日本型バイオという考え方、技術を創出し、この技術を用いて取り組んでいる研究のこと。お米やお米を利用した発酵食品を食し、それらが人の健康を支えてきたということは歴史が証明していますが、実は永く、そのお米の秘めた可能性を広げようという具体的な動きはありませんでした。そこで、勇心酒造は、新たなお米の可能性を追求するとともに、研究・開発を行っています。この研究成果の数々を通じ生かされているという考え方を実感していただければと考えています。
天然物薬用研究会
(てんねんぶつやくようけんきゅうかい)
天然物の持つ可能性の追求及びその研究を通じ、地球にも人にも安全な素材を開発するとともに、新しい科学像を求めていこうとする科学者たちのチームのこと。「米の総合利用研究」をテーマに研究を行い、ライスパワープロジェクトを外から支えてくれております。